起動ディスクの内容を消すこと無く、EISA構成パーティションを削除・統合します
リカバリ用にあらかじめ数GBの領域をEISA構成パーティションに割り当てているHDDやSSDがあります。数テラバイトのHDDで数GBなら気になりませんが、容量の少ないSSDで数GBの領域を取られるともったいない気がします。そこでEISA構成パーティションを削除して、一つのパーティションに統合する方法を解説します。
※Windowsのブートセクタがあるパーティションを削除しないように注意してください。設定を間違えると起動すらできなくなる危険性があります。この意味が分からない方はいじらないほうがいいと思います。
EISA構成パーティションの削除方法
1.「スタート > ファイル名を指定して実行」をクリック「diskpart」と入力して「diskpart.exe」を起動します。
2.ディスクを選択します。
select disk 0
と入力してEnterを押してください。
ディスク 0 が現在選択されています
と表示されます。
EISA構成パーティションを消したいドライブが何番か知りたい場合は「スタート > マイコンピュータ > 管理 > 記憶域 > ディスクの管理」をクリックするとディスク番号が表示されます。
3.続いてパーティションリストを取得します。
list partition
と入力してください。
パーティション番号とサイズなどが表示されると思います。
4.削除したいパーティションの番号を入力します。
select partition 1
と入力。
パーティション 1 は現在選択されているパーティションです。
と表示されると思います。(今回は1と入力しましたが、パーティションの状況に合わせて選択してください)
5.パーティションを削除します。
delete patition override
と入力します。
DiskPart は選択されたパーティションを正常に削除しました。
と出れば成功です。
「ディスクの管理」で「EISA構成パーティション」が「未割り当て領域」になっているか確認してください。
続いて「EaseUS ALL-IN-ONE Partition Manager Software」を使ってパーティションを統合する方法を解説します
1.「Partition Master Free」をダウンロード・インストールします。
2.「Partition Manager Software」を起動して、統合したいドライブを選択、下の未割り当て領域と統合したいパーティションの間にマウスを移動すると、マウスポインタが変わるので、ドラックして未割り当ての領域を無くします。
※ここでマスターブートレコードのあるパーティションを削除しないように注意してください。
3.設定が完了したら「Apply」をクリック。
再起動が必要ですというダイアログと、パーティションを変更して良いですかというダイアログが出るので「Yes」をクリックします。
このあと再起動を何度か繰り返します。
パーティションが統合されたのを確認してください。
以上の手順で、数GBの容量を取ってSSDを圧迫していた、EISA構成パーティションを削除・統合できました。