Apacheのmod_deflateでコンテンツを圧縮してサイトを高速化する方法


投稿日:2013年11月14日
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転送量を減らしてサイトを高速化しよう

mod_deflate

Webサイトの高速化に関して、以前の投稿で「Apacheのmod_expiresでファイルタイプごとにキャッシュをコントロールする方法」を解説しました。

今回は同じくApacheのモジュールmod_deflateについて解説します。


mod_deflateとは

mod_deflateはコンテンツを圧縮して、転送量を減らすことで高速表示を可能にするモジュールです。転送量が減る反面、CPUの処理は増えるため、ボトルネックがCPUの処理能力の場合は逆にレスポンスが低下します。

そのため導入後のリソースの監視と速度測定が必要になります。ただ、最近の高速なCPUであればどちらかと言えば回線がボトルネックになるため、多くの場合はmod_deflateの導入によって高速化されます。


mod_deflateの書式

このページではmod_deflateの基本的な使い方について解説します。詳細はApache公式ページにある「mod_deflateのページ」にあります。興味のある方はご覧ください。

サーバの設定を変更することができる場合はモジュールの読み込みを「httpd.conf」に記述しますが、このページではレンタルサーバで「.htaccess」に記述する方法を解説します。

基本的な書式

<IfModule mod_deflate.c>
	SetOutputFilter DEFLATE
	AddOutputFilterByType DEFLATE <type>
</IfModule>

IfModule」でモジュールを読み込み。
SetOutputFilter」でモジュール「DEFLATE」を指定します。
AddOutputFilterByType」で圧縮を有効にするコンテンツの「MINIタイプ」を指定します。

MINIタイプはスペース区切りで連続して書いたり、1行ごとに書くこともできます。

AddOutputFilterByType DEFLATE text/plain text/html

上下の例はどちらも同じ指定

AddOutputFilterByType DEFLATE text/plain
AddOutputFilterByType DEFLATE text/html

実際に使用する際の設定

mod_deflateは多くのサーバで運用されており、有効な設定が確立されています。手っ取り早く有効にしたい場合は、以下の設定を利用しましょう。

<IfModule mod_deflate.c>
	SetOutputFilter DEFLATE

	# Mozilla4系などの古いブラウザで無効、しかしMSIEは除外
	BrowserMatch ^Mozilla/4\.0[678] no-gzip
	BrowserMatch ^Mozilla/4 gzip-only-text/html
	BrowserMatch \bMSI[E] !no-gzip !gzip-only-text/html

	# gifやjpgなど圧縮済みのコンテンツは再圧縮しない
	SetEnvIfNoCase Request_URI \.(?:gif|jpe?g|png|ico)$ no-gzip dont-vary
	SetEnvIfNoCase Request_URI _\.utxt$ no-gzip

	# htmlやcssなどは圧縮
	AddOutputFilterByType DEFLATE text/plain
	AddOutputFilterByType DEFLATE text/html
	AddOutputFilterByType DEFLATE text/xml
	AddOutputFilterByType DEFLATE text/css
	AddOutputFilterByType DEFLATE application/xhtml+xml
	AddOutputFilterByType DEFLATE application/xml
	AddOutputFilterByType DEFLATE application/rss+xml
	AddOutputFilterByType DEFLATE application/atom_xml
	AddOutputFilterByType DEFLATE application/x-javascript
	AddOutputFilterByType DEFLATE application/x-httpd-php
</IfModule>

5~7行目、ユーザーエージェントでMozilla4系などの古いブラウザは「gzip-only-text/html」でhtmlだけ圧縮。4.06~8はエラーがあるので「no-gzip」で全て無効。
同じMozilla4系でもInternet Explorerは対応しているため「MSIE」は上記の指定を適応しない。

10~11行目、gifやjpgなど圧縮済みのコンテンツは、CPU資源を消費するだけで圧縮効果はないので無効。

14~23行目、htmlやcssなどは圧縮。

という設定になっています。


mod_deflateの動作確認

mod_deflateの動作はレスポンスヘッダで確認できます。レスポンスヘッダとはサーバへのリクエストに対して返されるサーバからの応答のことです。

FirefoxのFirebugというプラグインを使うと簡単に調べることができます。

まず、Firefoxで「Firebugプラグインのサイト」にアクセスしてインストールしてください。

続いてmod_deflateを有効にしたサイトにアクセスし、右クリックから「Firebugで要素を調査」をクリック。

mod_deflate01

ネットタブ」で「HTMLボタン」をクリックして、項目から「HTMLファイル」を選択します。するとレスポンスヘッダが表示されます。

mod_deflate02

レスポンスヘッダに「Content-Encodeing gzip」とあれば正常に圧縮されています。

圧縮が無効な場合の例

mod_deflate03

同じように「画像ボタン」をクリックして、圧縮が無効なことを確認してください。


ロリポップ!でmod_deflateを設定

それではこのサイトでもmod_deflateを有効にするか」と「.htaccess」に設定を記述してアップロード。しかしレスポンスヘッダに変化がありません…。

W3 Total Cacheのせいかな?」と無効にするも、やはり「Content-Encodeing gzip」の表示。

どうやらロリポップ!ではサーバの設定ファイル「httpd.conf」で既に有効になっているようです。反対にmod_deflateモジュールを読み込んでいないサーバの場合は「.htaccess」で有効にしても圧縮されません。

レンタルサーバのドキュメントにmod_deflateの記述がない場合は、とりあえず有効にしてみてチェックしてみてください。



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