アマゾンで人気の防犯カメラ「SV3C」の設定方法を解説


投稿日:2018年5月29日
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自宅敷地内で自転車が盗難にあったため防犯カメラの導入を決意

我が家ではガレージに5台の自転車を置いていました。
私道の奥にある家なので「わざわざ入ってきて盗みはしないだろう」と考え何の対策もしていませんでした。
実際に数十年住んでいて、1度も自転車が盗まれたことはありません。

ところが、ある日気がつくと、自転車が1台ありません。「家族の誰かが乗っていったのかな?」と聞いてまわりますが誰も心当たりがないとのこと。

ただ、今までも家族がどこかに乗り忘れてきたというパターンは何度もありました。
そのため「今回も同じパターンだろう。そのうち撤去のお知らせでも届くかな」と考えていたのですが、それから2週間後、また1台自転車がなくなりました。
昨日乗って返ってきて、朝になったらなくなっていたので、盗まれたのは間違いない」とのこと。


アマゾンで防犯カメラを購入

盗まれたと確信したので、近所の警察署に行き、自転車の盗難届を出しました。
必要な書類を記載していると「監視カメラはありますか?」と尋ねられます。
ありません」と答えつつ、「そうか、防犯カメラが必要かもな…」と気が付きました。

2度あることは3度ある」とも言いますし、なにより盗人が自宅に来るという事自体が物騒なため、防犯カメラの設置を決意しました。
私は防犯カメラに関して全くの素人なので、アマゾンで売れ筋をメインに調べます。

防犯カメラと一口に言っても、PoEという1本のケーブルで映像と電源の供給ができる本格的なタイプから、サイコロ大の隠しカメラ、野鳥などを監視する電源不要のトレイルカメラなど、多種多様なものが売られています。

候補に入るものが多すぎるので、以下の要素を選定の基準にしました。

  • 自転車の防犯用なので1万円以内で買えること。
  • 野外に設置するので防水であること。
  • ガレージの柱に設置して顔を識別できる程度の解像度があること。
  • 深夜に盗まれていることから夜間でもきれいに映ること。
  • 動作を検知して自動で撮影すること。
  • 動画をSDカードに保存でき、Wi-Fiを利用してスマホで閲覧できること。
  • Wi-Fiが届かない場所でも単独で録画できること。(Wi-Fiが届かなかったときの保険)
  • 設定が簡単で素人でも設置できること。

以上の基準で以下のカメラを購入しました。

商品名が「SV3C 960P 130万画素 WI-FI 防犯カメラ ネットワークカメラ ワイヤレス IPカメラ 屋外/屋内 動体検知機能 暗視撮影 IP66防水 防塵 マイクロ SDカード対応 ios/android/windows対応」。どこからどこまでが商品名なのか、さっぱりわかりませんw

レビューを読む限り中国の製品とあって、設置や設定に若干の不安がありましたが、それ以外は選定の基準を満たしています。もう一つ上の1080Pという製品もありましたが、今回の利用目的には過剰なので見送りました。


SV3C 960Pのセット内容

セット内容は以下の通り

相変わらず商品名のわからない箱

箱にあえて商品名を記載しないことで複数の製品間で同じ箱を使いまわしてるのだと思います。

カメラ本体

付属品一式

電源アダプタ、LANケーブル、アンテナ、ボタン類を保護するキャップ、カメラ固定用のネジ、カメラ分解用の六角レンチ

英語と日本語の説明書と、SDカード挿入方法が記載されたカード

セット内容はこれだけです。


SV3C 960Pの初期設定

説明書が付いていますが、いまいち日本語がおかしく、ほとんどの部分が説明不足です。
とりあえず設置して動作するまでを解説します。

1.カメラにSDカードを付ける

アマゾンのレビューにもありますが、SDカードを取り付ける方法がとてつもなくわかりにくいです。
上蓋を外したあとに、前面のレンズカバーを回して外し、カメラ前面の黒いシールを剥がし、四点止まったネジを外して、引き出してSDカードを入れるという作業が必要です。
ネジが小さく、合わないドライバーだとネジが舐めるので注意してください。
あまりのわかりにくさから、公式ページにSDカードを追加する方法を解説する動画も用意されています。

2.カメラに電源アダプタとLANケーブルを接続

LANケーブルはWi-Fi機能のあるブロードバンドルータに接続します
カメラを接続したルータの無線LANとスマホ2.4GHz帯で接続します。(中継機などカメラを接続したルータと異なるWi-Fiではカメラとスマホが繋がりません。)

3.グーグルストアで「CamHI」と検索しインストール

CamHIでカメラを追加し接続する

CamHI」を起動し「クリックしてカメラを追加」をタップ。

LAN内」スキャンをタップ。

表示されたカメラの型番をタップ。(ここで表示されない場合はスマホがカメラを接続したルータと同じWi-Fiの2.4GHzで接続できているのか確認してください。)

パスワードを入力(初期値admin)

これでカメラに接続できるようになります。

Wi-Fiを設定

カメラ横の「歯車」をクリックして「WIFI設定 > WIFI管理」とタップ。

接続可能なWi-Fiが表示されるので選択し、Wi-Fiのパスワードを入力。
ここでもスマホとカメラが同じルーターのWi-Fiで繋がっていないと一覧が取得できないので注意。

パスワードの修正

カメラ横の「歯車」から「パスワード修正」をタップ。

新旧パスワードを入れて設定。
ここでパスワードを変更しておかないと外部から簡単にカメラの映像を盗み見られてしまいます。実際に世界中のネットワークカメラがデフォルトの状態で設置されており、専用のサイトやアプリで閲覧できます。

以上で基本的な設定は完了です。
カメラを設置して、電源を繋げば撮影ができます。
あとはカメラとスマホがWi-Fiに繋がっていれば「CamHI」を通して設定が可能です。

ここまで設定が完了していれば、中継機など違うルータから出ているWi-Fiでカメラとスマホを繋ぐことが可能です。


CamHIを使った各種設定の解説

CamHIを使えば以下のような項目が設定可能になります。
詳細な設定はPC版のアプリケーションが必要ですが、一般的な要素ならCamHIだけでも可能です。

動感検知警報

カメラの範囲内で物が動いたことを検知するには「動感検知警報」をオン(緑色の状態)にします。
検知する場所は画面に表示されたブルーのラインで調整します。四隅を指でドラッグすると縮小できます。
動感検知度」でどの程度動いたら検知するかを設定します。私の場合は人間が画面内に入った場合ということで、「15」に設定しました。周りに木や草が生えているのでそれらの動きを検知しないレベルということで低めにしています。(15でも人が通れば確実に反応します)
ちなみにセンサーは明るさが変化しただけで反応します。どうやら赤外線センサー等による動作検知をしているわけではなく、画面内の色や明るさが替わったことを検知しているようです。

警報

それれぞれの項目と意味は以下の通り。

警報送信 警報時にスマホへ検知したことを通知する
SDカード警報 警報時にSDカードへ画像を保存する。(スマホのアプリでは確認できない)
E-mail写真付警報 警報時に設定したメールアドレスへ画像を送信(オンにしてもメール設定しないと届きません)
FTPサーバへ写真保存 警報時にFTPサーバへ画像を送信
FTPサーバへ動画保存 警報時にFTPサーバへ動画を送信
撮影写真枚数 検知時に何枚の写真を取るかの設定(1~3枚を1秒間隔で保存します)

定時録画

15秒から900秒の間隔で定時録画する設定
1回の録画は15秒で固定です。(警報時の録画も同じ)
60秒とすれば、1分ごとに15秒撮影するという設定です。
定時録画の項目は「なし」と「全日(毎日)」しかありません。(PC版のアプリケーションだと細かく設定できます)

音量設定

この製品にはマイクもスピーカーも付いていないので意味のない設定です。

ビデオ設定

PC版のアプリだとメインストリームサブストリームという名前で設定できるようになっています。
しかし、PC版は項目を開くごとに値が異なり、スマホで設定できる数値も意味不明です。おそらく2チャンネル録画できるタイプのカメラ用の設定で、上の音量設定と同様に有名無実の設定と思われます。
撮影される動画は専用のソフトでないと再生できない謎のH.264形式ですが、スペック通り1280×960で撮影できています。
ということで、以下の項目を設定可能ですが、いじらないほうが良いと思います。

第一ストリーム
符号率:30~6144kbps
フレームレート:1~25fps
ビデオ品質:1~6(小さいほど写真制度は高い)

第二ストリーム
符号率:32~2048kbps
フレームレート:1~25fps
ビデオ品質:1~6(小さいほど写真制度は高い)

WIFI設定

そのままWi-Fiの設定。
同じルータ内のWi-Fiにスマホとカメラを接続した状態でないと候補が表示されないので注意。

SDカード設定

SDカードをフォーマットする設定。SDカード初回セット時には必ずフォーマットする必要があります。

時間設定

タイムゾーンで「GMT+9:00 Asia/Tokyo」を選択しないと正しい時間で動画が撮影できないので必ず設定すること。
設定しないと録画閲覧時のソートが正しく動作しません。

Email設定

動作センサーで警告時にメールに警告や画像を送信する場合、ここが正しく設定されていないと届きません。
容量の問題があるのでGmailやMSNなどのフリーメールを設定する方が多いと思います。
以下、私がGmailを設定した際に動作した例。

SMTPサーバ smtp.gmail.com
ポート 465
安全接続 SSL
検証 チェック
ユーザー名 example@gmail.com(Gmailのメールアドレス)
パスワード Gmailのパスワード※
受信アドレス example@gmail.com(ここにメールが届く)
送信アドレス hoge@example.com(ここは受信アドレスと異なっていないと送信できない)
表題 タイトル
メッセージ 本文

※Googleのログインに二段階認証を導入している場合は、通常のメール用パスワードではログインできません。
Googleの「セキュリティとログインページ」で「アプリパスワード」をクリック。

ログインしたあとに今回のカメラ用のパスワードを発行します。

この手順で生成されたパスワードを使えば、2段階認証を飛ばしてIDとパスワードだけでGmailを利用できます。

FTP設定

試してないので不明。

システム設定

カメラの再起動と工場出荷状態へ戻す設定。

設備情報

カメラのファームウェアのバージョンやIPアドレスなど。


HiP2P Clientの使い方

基本的にはスマホ版アプリのCamHIで設定できますが、曜日別に定時録画を設定したい場合などはHiP2P ClientというアプリをPCへインストールする必要があります。

公式ページにアクセスして「3、PCソフトウェア(P2P)」をダウンロードします。

PC版のアプリケーションについて一切説明がないのでわかりにくいですが、以下のような構成のようです

表記 ソフト名 備考
1、検索ツール SearchTool カメラのIPを検索するソフト(私の環境では動作しませんでした)
2、PCソフトウェア(LAN) Ip Camera Client 有線LANで接続時にPCでカメラに接続するためのソフト(なぜかCドライブにインストールすると使えないそうです)
3、PCソフトウェア(P2P) HiP2P Client 今回解説するWi-Fiで接続時にPCでカメラに接続するためのソフト
4、H.264ビデオ対応プレーヤー(HXシリーズ適用) HiPlayer ダウンロードした謎のH.264形式の動画を再生するプレーヤー(一般のH.264形式対応のプレーヤーでは再生できません)

HiP2P ClientとはWi-Fi内のカメラをPCで操作するソフトです。
スマホ版アプリであるCamHIでは設定できない細かな項目を設定することができます。

HiP2P Clientをインストールして起動してください。
歯車ボタンをクリックして設定を行います。

すると以下のようなユーザー名とパスワードを求められます。ユーザー名は「admin」、パスワードは空欄で「はい」をクリックするとログインできます。(カメラ用に設定したパスワードでは蹴られます)

続いて右の項目に「領域」という項目がない場合は「領域追加」ボタンで新しい領域を作成します。すでにある場合は「領域」を選択した状態で「UID番号入力」というボタンをクリックします。

UID番号はスマホのアプリCamHIを起動したときにカメラの下に表示されるIDです。「MMMM-000000-AAAAA」といった形式です。
設備名称は任意の名前で、ユーザー名とパスワードはCamHIで新しく設定したものを入力します。

入力ができたら、上の項目の左端にあるプレビューボタンをクリック。

分割されたウィンドウの一つを選択した状態で「領域」に追加したカメラの名称をダブルクリックすると表示できます。また接続に成功するとカメラ映像の下にログが流れます。

表示された映像はダブルクリックすると全画面表示になります。
ちなみにアプリケーションにはズームなどの機能もあるようですが、このカメラは対応していないため、動作しません。

録画された映像を見るには「リモート再生」というボタンをクリックします。
録画のタイプと、チャンネルを選択。一覧に表示する日時を指定して、検索ボタンをクリックすると、一覧にビデオ一覧が表示されます。
一覧に表示されたファイルをダブルクリックすれば映像が表示されます。

撮影された映像をPCへダウンロードするには歯車マークから「録画管理」でダウンロードするドライブをチェックします。その後、動画ファイルを右クリックして「ファイルをダウンロード」を選ぶとダウンロードできます。

ちなみにファイル名は「年月_撮影開始の時分秒_撮影終了の時分秒」という形式になっています。

細かな設定をしたい場合は歯車ボタンをクリックして、「パラメータ設定」ボタンをクリックしたあとに設定を変更したいカメラをクリックすると設定項目が表示されます。

スマホ版と同じく、映像設定や音声設定など、このカメラでは設定しても意味のない項目も多数存在します。
何ができて、何ができないかは、自分で確認するしかないようです。


以上、Wi-Fiを利用した防犯カメラのSV3Cの設定について解説しました。

この防犯カメラの総評としては、カメラの性能や動作検知(画像認識)、Wi-Fiの感度といった基本性能は申し分ありません。自宅駐輪場の監視という、今回の目的は達成できました。

ただし導入や設定に関しては難ありです。日本語の翻訳が適当で、同じ要素について解説しているはずなのに、説明書、スマホアプリ、PCアプリケーションで表記がバラバラです。説明書も他の製品用の解説があるかと思えば、必要な解説がない、といった状態です。
また、録画した動画が専用のアプリでないと閲覧できないという点も注意が必要です。(変換するには高度な知識が必要です)
サポートに連絡はしていませんが、十分なアフターサービスは受けられないと思います。この辺は格安の中国製品を購入する以上、ある程度甘受する必要があります。

ということで万人向けではないものの、製品としては優秀な防犯カメラです。



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いただいたコメントなど

  1. 匿名 のコメント:

    解りやすい説明でありがとうございます、

  2. みかん のコメント:

    こんにちは。ダウンロードするが264ファイルしか選べないのですがなにか対処方法があるでしょうか?
    リモート再生だと早送りなどが上手く機能しないのです。
    264ファイルをダウンロードしてもうまく再生することができず困っております。

    • oxy のコメント:

      上記にもありますが、ビデオの再生には公式のHIPlayerを利用してください。
      私の環境では、それ以外のソフトでは再生できません。
      また、恐らく264以外の形式では保存できません。
      一般的なプレイヤーで再生できる形式に変換することは可能ですが、高度な技術が必要となります。

  3. しんじ のコメント:

    コメント失礼いたします。
    私もSV3C960pを使用しています。
    CamHiでビデオ設定の数値を変更してしまったかもしれないのですがもし初期値をご存知でしたら教えていただけないでしょうか?
    各数値は現在下記のようになっています。
    ストリーム1
    ビットレート 1024
    フレームレート 25
    画質 1

    ストリーム2
    ビットレート 512
    フレームレート 25
    画質 1

    • oxy のコメント:

      こちらも上記に記載されていますが、項目を変更しても画質は変化しません。
      項目はあるものの、変更しても画質には影響を与えません。
      同社で販売している他のカメラ用の設定と思われます。

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