OXY NOTES

PukiWikiでテンプレート欄に「no template pages」と表示された際の対処法

先日、久しぶりにPukiwikiで新規ページを作成しました。
遠い記憶を頼りにテンプレートページのプルダウンメニューをクリック。すると本来なら表示されるはずのページ一覧が表示されず「no template pages」とだけ表示されました。

特に設定を変更していないので、PukiWikiのアップデートに伴う変更だろうと、対策法をググって探します。バッチリ解決策というわけではありませんが、関連のありそうなページが見つかりました。

ページ数が増えた時に編集画面のテンプレート選択リストが意味をなさない」というページです。

上記ページのメッセージで指摘のある通り、ページ数が多すぎるとテンプレートを選ぶのが困難です。当サイトでもテンプレート用のページの先頭に00を付けて、プルダウンメニューの先頭に表示されるようにしていました。

ページの内容からするとPukiWikiのバージョン「1.5.1」に合わせてテンプレートの仕様が変更になったとのこと。
変更点をまとめると以下のとおりです。

という2点です。
では早速動作テストをしてみます。

ページ名に「template」という文字列を入れてテンプレートページに追加されるかテスト

では試しに「templateテスト用」という名前のページを新規で作成します。

そしてページの新規作成ページでテンプレートを選んでみます。

テンプレートの項目に「templateテスト用」と表示されています。続いてtemplateを後ろにつけてみます。

しっかり表示されています。
どうやら正規表現で「template」という文字列を検索しているようです。

「:config/Template」にリスト表示テンプレートページに追加されるかテスト

続いて「:config/Template」にリスト表示してみます。
ちなみに「:config」というページ名はプラグインの設定などを行う際に利用する特殊なページです。

新規ページで「:config/Template」を作成します。内容は以下のようにします。このときにリスト項目に表示するページ名は既に存在するものとします。またページ名は[[hoge]]といった具合にリンク表示にする必要があります。

ではテンプレートに表示されるか見てみます。

無事に「:config/Template」ページにリスト表示したページがテンプレートに追加されています。
細かいところですが順番はリスト表示順ではなくページ名の50音順のようです。

無事に2つの形式とも動作することが確認できました。どちらを使うかは完全に管理者の裁量です。
個人的には実際に編集しているページは変更されることがあるので、テンプレート専用のページを用意したほうが間違いが起きにくいと思います。

もはや完全に枯れた技術のPukiWiki。WordPress全盛の今でも多くのサイトで利用されています。こうした改良を加えていただけるのは利用者としてはありがたい限りです。