OXY NOTES

Internet Explorer 9 の最新版でも改善されない致命的なHelveticaバグ

IE9でページが表示されないという致命的なバグ

ごく一般的な条件で発生して、簡単に対応できるので、Webデザイナーやコーダーの方に伝えてあげてください。

私はとある環境のテスト中に発生したので、設定ミスだと思い数時間無駄にしました…。


バグの症状

具体的には
1.「Type1のHelvetica」をインストールしているPC。
2.「css」で「body」にたいして「font-family」で「Helvetica」を先頭に指定。

こんなありふれた環境で画面が真っ白(灰色?)になります。

以下の画像のように「example.com の表示中に問題が発生したため、Internet Explorer は互換表示を使用して Web ページを更新しました。」というメッセージと共に真っ白な画面が表示されます。

以下のWebサイトでバグを体験できます。IE9でアクセスしてみてください。
バグ発生条件を再現してくれているサイト


バグ発生条件

以下のようにhelveticaを先頭に指定すると発生します。

body {
	font-family:helvetica,arial,sans-serif;
}

 

また、WordPressのデフォルトテーマ「twentyeleven」でも発生します。「style.css」334行目あたりにある「Helvetica Neue」でも同じように発生するようです。

body, input, textarea {
	color: #373737;
	font: 15px "Helvetica Neue", Helvetica, Arial, sans-serif;
	font-weight: 300;
	line-height: 1.625;
}

バグの対応策

helvetica」や「Helvetica Neue」より先に、別のフォントを指定する。

body {
	font-family:arial,helvetica,sans-serif;
}

IEの表示に関するバグの多さは有名ですが、全く表示されないとなると困りものです。しかもフォントファミリーにHelveticaを指定するのは、ごく一般的な指定なので困る人も多いと思います。少しでも早く対応してもらいたいものです。